恵まれたフィジカルと勝ち取った信頼
イランを初めて倒したにもかかわらず、決勝で涙を飲んだ2005年のアジア選手権からこの2年間、多くの若手選手が代表合宿や遠征に召集された。しかし、サッポのお目がねにかなったのは北原と小山の2人だけだった。そして、この期間で代表の海外遠征や国際大会に常に選ばれてきたのは小山以外では藤井、金山、小宮山の国内主力組しかいない。
つまり、サッポの中では小山はれっきとした代表中心メンバーの1人なのだろう。
前線で張れる強靭なフィジカルは日本屈指で他にはなかなかいない。身長と体重だけを見ればスタメンの小野をも上回る。実際、全日本選手権の決勝では太陽薬品/BANFFを相手にしても引けを取らず、2人に囲まれてもびくともしない。そして、彼らを相手に40分間、最後まで戦い抜けた事からも、彼のフィジカルの強さとスタミナを持つのがわかる。
求められる躍進
しかし、現状は木暮や小野の陰に隠れてしまい、出場時間は決して多くない。前回のアジア選手権では、メンバー入りを果たしながらも、小野、木暮、高橋に次ぐ4番手だったため、ベンチ入りしたのはわずか1試合だけだった。優勝後に撮影した写真ではユニホーム姿ではなく、汗もかかずに貰ったメダルは嬉しいけれども、100%喜べなかった。帰国してから、「来年はピッチ上で優勝を味わいたい」と抱負を語った。
だからこそ、今年にかける思いは強いはず。日本が優勝するためには木暮、小野に次ぐ世代の台頭が必要不可欠になってくる。そのためにも、小山がブレイクしなければならない。
「ゴーシ、レッツゴー!」
まさに、今が行く時だ。